八香園

八香園について

昭和32年創業以来、明治、大正、昭和と庭師一節の先代の後を継ぎ、お客様の立場に立って庭師としての誇りを心に秘めて、仕事第一と考えております。

八香園社長の心がまえ先代の意向により(平らな道は通らずに俺いらは何時も登り坂)をモットーに仕事をしています。又、八香園の名前の由来は漢字の「八」は末広がりで縁起が良く庭に「八つの花の香がする庭を」と言う思いで名前をつけたとの事です。昔ながらの職人魂で仕事では、妥協は許しません。

一つでも「これでいいだろう」となれば次も「これで」とつづいていきます。真の職人とは、仕事に誇りをもち拘りをもつことだと思っております。仕事では、色々な方向からみて良い方法をとっていこうと思っております。

しかし、私自身完璧ではありません。上記に述べた事を心に忘れずにしていきたいと思います。私が聞いた事で、植木屋は御用聞きと聞きました。家を建てる予算と同じ予算をかける庭造りとも聞いております。今ではほとんどありませんけど…家を建てるのに棟梁、庭を造るのに庭師だと思います。

庭師と判断してくれるのはお客様だと思います。庭師には一生涯終わりはありません。日々変わる気象、資材、状況等変わっていくからです。

お庭について

第一は、お客様が頼んで良かったと思う仕事をしていきたいと思います。手入れ1本にしても、「なぜこの木がここにあるの」かと…手入れ後、各方向から見て、「なるほど」と変化があるものです。

目隠しにしたいが、下に下草、花があるので日を入れたい等、さまざまで、各、家に合う手入れ方法があるかと思います。庭を眺めて見て下さい。目に止まった所がポイントです。心の動き、人によって止まる位置は変わりますが、庭を造る時も同じです。予想図はあっても図面はありません。一つ一つ枝振り、石の形が違うので廻りの雰囲気、角度、条件等で決めていきます。

こんな所にこんな花の木があったんだと感動をもって頂けるのも一つです。世代交代で眺める庭から使い勝手にする庭もありますが、庭とは、ほっとくのではなく眺めたり、木や花に触れて、心を癒して頂ければと思います。